Auto-Pure 10BS自動核酸抽出システム

Auto-Pure シリーズの抽出原理
Auto-Pure シリーズ核酸抽出システムはマグネチックビーズ法を用いて核酸を抽出、精製する装置です。この方法には、自動化への高い適用性、短時間での抽出、安定した結果、簡単な操作、低い試薬毒性、環境保護などの利点があります。この核酸抽出・精製システムは、さまざまな種類のマグネチックビーズ核酸抽出試薬の組み合わせにより、動植物の組織、血液、体液、司法検体などのサンプルから核酸を素早く抽出することを可能にしています。また、ライフサイエンス研究、疾病管理システム、食品安全、法医学、臨床モニタリングなどの分野で広く使用されています。


核酸抽出での大容量サンプルのアプリケーション


通常量サンプル量でのアプリケーション


Auto-Pure 10B 自動核酸抽出システム
Auto-Pure 10B シリーズ核酸抽出システムは、Auto-Pure 20B をベースに開発されたマグネチックビーズ法を採用した小型核酸抽出 精製装置です。
Auto-Pure 10B シリーズ核酸抽出システムは、1 回のランで10 サンプルを抽出でき、最大処理サンプル量は5mL です。様々なタイプのマグネチックビーズ核酸試薬により、動植物組織、血液、体液、犯罪検体、その他のサンプルから核酸を迅速に抽出することができます。
Auto-Pure 10B は、最大5mL のサンプルを、最大10 サンプルを同時に処理可能、装置は独自の溶解ウェル、溶出ウェルおよび加熱機能を有しています。
Auto-Pure 10BS は、最大5mL のサンプルを、最大10 サンプルを同時に抽出することができ、10B をベースにブロック加熱の機能を向上させています。
【特徴】
◆4.3 インチタッチスクリーン採用
◆温度とプログラムは、異なる試薬の要件に応じて編集し、保存可能
◆短時間での抽出：15～40 分/ラン
◆核酸の収量が高く、マグネチックビーズの損失が少なくかつ結果の再現性が高い
◆紫外線殺菌、クロスコンタミネーション防止
◆様々な市販マグネチックビーズ抽出試薬に適用できるオープンシステム
◆プログラム編集、設定、管理が容易な内蔵ソフトウェア
◆ロッドスクリュー設計により高精度の動作性を保証：太いガイドレール設計により信頼性の高い構造を実現
◆二次元バーコード識別機能により、特別な試薬を認識することができ、プロトコルをプログラムしたり、入手したりする必要はありません。
◆撹拌速度、マグネチック吸着とリリース、冷却ファン、その他の機能：パラメータは、自分で設定することができます。

Auto-Pure 10BS ドライバス機能
Auto-Pure 10BS はドライバス機能を搭載しています。ヒートブロックは交換可能で別のサイズのブロックで別のアプリケーションに対応することが可能となり装置の利用目的を広げることが可能です。例えば、サンプルの前処理のインキュベーションと溶解プロセスに使用することができ、装置の占有面積を減らすことができます。さらに、特定の定温増幅検出キットを使用すれば、サンプルの定温増幅検出にも使用でき、抽出したサンプルの定性結果を迅速に確認することができます。